BLOG

道産子ユーマの1ヶ月MTB life in松崎

2018.4.6

こんにちは、ユーマです。

この度1ヶ月間Yamabushi trail tourさんで武者修行をさせて頂き、その感想を書かせて頂けることになりました。

まずは、僕がYamabushi trail tourさんで1ヶ月修行することになった経緯から。 3月で高校を卒業した僕は、次の進学までの1ヶ月少々で、雪のないところでMTBに乗りたいと計画していました。そして、そのことをバイト中のSAM’S BIKEさんで色々な方に話していたところ、舛森さんからYamabushi trail tourさんの存在を教えて頂きました。そこで僕は、現地に泊まり込んで、1ヶ月間で、伊豆の山を走り尽くそうと計画を立て始めました。そのことを舛森さんに話すと、なんとYamabushi trail tourの松本さんに連絡をして下さり、1ヶ月間バイトをさせて頂けることになったのです! まさに、怖いくらいに夢が叶ったのです。

そして高校の卒業式を終え、3月3日から、伊豆の松崎町にて1ヶ月mtb life in松崎が始まりました。 バイトの内容は、平日は主に侵食されて狭くなってしまった古道の拡張や、トレイルの枝葉や石を取り除く作業を。週末はツアーに混ぜて頂きMTBを楽しめる。というものでした。 しかし、伊豆の3月は1年で1番雨の多い時期だったようで、天候に左右される仕事故、特に月の前半はあまり作業を出来ませんでした。それでも、わずかな時間を見つけては、トレイル整備のノウハウをYamabushi trail tourの平馬さん、今井さんに教えて頂き、少しずつできることが増えていきました。なかでも、くわ(ツルハシのようなもので、先端が刃になったもの)でトレイル上の木の根を掘って切る「抜根」が1番大変で、やりがいのある作業でした。それから、鋤簾(大きめの桑)でボコボコした地面を平にしていく作業があり、古道を再生してトレイルにし、維持していくことのやり方を学ぶと同時に、大変さもよくわかりました。

色々なことを学びながら、朝から夕方まで作業し、宿坊のお寺に帰っては初めての自炊に奮闘するという毎日でした。 そんな中、友達ができました。地元松崎の同い年で、同じくYamabushi trail tourさんでバイトをしていて、なんと将来の仕事も同じという船津くんです。(ちなみに僕は船岡ですw) 同世代で、マウンテンバイクを乗っている人がいる。それだけで北海道ではなかなか無いことで、仕事が終わったあとも2人でRIDEしたり、共通の話題で盛り上がったり、とても良い思い出になりました。

長いと思っていた1ヶ月も半分が過ぎ、だいぶ新生活にも慣れた頃、沼津でクラウドファンディングについてお話を聞ける機会がありました。せっかくなので参加させてもらうことに。そこでも色々な方にお会いし、インザパークのパンプトラックや、修善寺のMTBコースのお話など、これから自転車観光が、ビジネスとして成り立っていくことが現実的であるという、今の北海道に持ち帰りたいお話をたくさん聞くことができました。 少し都会に行き未来の話を聞いたような気持ちで、松崎に戻ると、気が付けばもう残りはあとわずか。 しかし、幸運なことに月の後半は晴れの日が続き、トレイル整備やツアーでほぼ毎日動き続けられる日々が続きました。 その中で、30日のYamabushi trail tourの送別RIDEとお花見が特に最幸の思い出です。

その後、以前からSNSで交流があった方から小田原のMTBイベントに誘って頂けました。31日は特に仕事がなかったこともあり、予定を1日早めて北上することに。そこでも、松崎から三島まで、ツアー時にドライバーを務める齋藤さんに送って頂けて、97駅バスに乗ることを回避できました。

小田原では、浦島さん設計のコース「Forest bike」のプレオープンイベントで、素晴らしいコースを走れたことはもちろん、初心者の方や小さな子達がインストラクターの方に乗り方などを教えてもらいながら、楽しそうに走る姿を見ることもできました。 その日の夜は沼津で、画家の北見さんのビルに泊めさせて頂き、明くる4月1日、松本さんに横浜まで送って頂き、まだ少し雪の残る北国へ帰国の途に就き、素晴らしい1ヶ月が終わりました。

今回の修行で得たもの。 それは、知識として得たもの。経験として得たもの。人と関わり生まれた一生モノの繋がり。何もかも、何ものにも変え難い、貴重なモノとなりました。 最後に、今回の修行のきっかけを作って頂いた舛森さん、Yamabushi trail tourに受け入れて下さった松本さん、そして、準備や現地での生活を支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。 今回の修行で得たものを、北海道のMTBシーンのNEXT STAGEにつなげられるようにしたいです。 先ずは、今季のban.K トレイルステーションのお手伝いとして頑張っていこうと思います。

貴重なお時間を割き、最後までご高覧いただきまして有難うございました。

Translate »