ROCKY MOUNTAIN BICYCLESサポート開始のお知らせ

今期より『株式会社A&F』様より『ROCKY MOUNTAIN BICYCLES』のサポートがはじまりました!

マウンテンバイク以外にも世界中の様々なアウトドアギアを取り扱う、いわば業界老舗のA&F様。
2年前のコーカサスでのトレイルトリップの際にはHILLEBERGのテントをサポートしていただいたりもしました。
またつい先日、A&FサポートTEAMの山岳ガイド立本明広さんが西伊豆に遊びに来てくれたりと何かとご縁のある会社様でございます。

そしてROCKY MOUNTAIN BICYCLESといえば、マウンテンバイカーでその名を知らない人がいない程の有名ブランド。
1981年にバンクーバーの自転車屋の地下室で立ち上げられたブラントで、常に新しい技術のフレームを投入し続ける、
技術と品質を一番に考えているバイクメーカーです。

ROCKY MOUNTAIN BICYCLES、長いのでロッキーと馴れ馴れしくも呼ばせていただきます(笑)
そんなロッキーから5種類のバイクがYAMABUSHI TRAIL TOURに仲間入りしました!

エントリーナンバー1
唯一のハードテールバイク、『GROWLER50

ガイドの平馬も乗っているプラスサイズのハードテールバイクです。(サイズはS~Lまで)
初めての方でも扱いやすく、上級者でも存分にライドを楽しめるバランスのいいバイクです。
お求めやすい価格でこれから本格的にマウンテンバイクを始めたい方にオススメの1台です!


エントリーナンバー2 

クロスカントリーレース向けな『ELEMENT CARBON 50

こちらは一回り大きい29インチのタイヤを履いたフルサスバイクです。(サイズはMのみ)
レース向けというだけあってトレイルの中でもグイグイ上ります!かといって下りが疎かになることは全くなく、非常にバランスの取れたバイクです。
レースに出ない方でももちろん楽しめます!(笑)


エントリーナンバー3

もっと下りを攻めたい!こんなあなたに『INSTINCT CARBON 50

同じく29インチタイヤを履いたフルサスバイクです。(サイズはMのみ)
ナンバー2のエレメントよりも下りの走破性が高く、走る姿はまさに重戦車。
荒れた路面が多い西伊豆で活躍すること間違いなしですね!


エントリーナンバー4

もっともっといろんなことがしたい欲張りさんはこれ『THUNDERBOLT Carbon 50

こちらは27.5インチのタイヤを履いたフルサスバイクです。(サイズはMのみ)
タイヤサイズが小さくなっても走破性を犠牲にすることはなく、むしろタイトなターンでの操作性が向上しています。
サイズはMですが、またがると意外とコンパクトなので身長は低めの方でも意外と乗れちゃいます。

エントリーナンバー5
下りこそ至高というあなたには『ALTITUDE CARBON 50

こちらも27.5インチのフルサスバイク。(サイズはMのみ)
これまで紹介したバイクの中でサスペンションのトラベルが最も多きのがこのバイク。
日本でのライドなら下れない所など無いといっても過言ではない最強のフルサスです。
その乗り心地は、ビギナーから経験者まで是非一度味わって頂きたいものです。

以上の5種類が新しく仲間入りいたしました!
ハードテールは2,000円、フルサスは3,000円にてご利用いただけます。
トレイルでの試乗も出来ますのでぜひご利用ください!

A&F様ありがとうございます!今度ともどうぞよろしくお願いいたします!

UPDATE : 2019.04.24 matsumoto Category. : サポートメーカー, ツアー

西伊豆日帰りもったいないよー!そうだ、モンドに泊まろう!

随分ご無沙汰となりました。ガイドの平馬です!

気がつけば2019年になり平成が終わったりオリンピックが目前に迫っていたりと激動の年になる予感がしています。

皆様には変わらずのご愛顧いただき、お陰様で昨年よりも多くのお客様、特にご新規様とビギナーの方々に遊びに来ていただきました。

トレイルの新規オープンは無いものの、マイナーチェンジを随所に施しより安全に楽しく走れるようになり、去年、先月、昨日までとは違った味わいを醸し出しております。

そんな中で一つ、大きく変わったことがあります!すでにご存知の方も多いかと思いますが、昨年の7月より『LODGE MONDO-聞土-』をオープンいたしました!

オープンまでの経緯はたくさんありますが、最大の理由の一つに『西伊豆の立地』があります。

山で遊んで美味しい魚が食べられることで好評いただいている当ツアー。初級者から上級者まで楽しめるトレイルやその歴史の触れながらのライドは僕らも自信を持って最高だぜ!とオススメしています。

しかし!とにかく遠い!しかもずーっと峠道でもー大変!陸の孤島とはよく言ったもんだぜ。と思ってる方も多いはず。

関東からは4時間弱の日帰り圏内♪とはいうものの往復にすると8時間弱‥1日のサンブンノイチを費やすことになります。

長距離運転に慣れてる方なんかは特に苦にならないかもしれませんが、そうでない方にはやはりしんどいらしく、2回目以降のリピーターの半数以上は一泊二日で遊びに来てくれます。

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そんな風に、ツアーに参加してそのまま西伊豆の留まる人たちが増えていくのを目の当たりにし、いつか宿をやってみたいと考えるようになりました。そしてその『いつか』を『いま』にする衝撃の事実を知るのでした。

それは、『ここ10年で西伊豆エリアのホテル・民宿が半数以下になっている』というものです。大変です。僕が成人を迎えた頃にはあった宿の2軒に1軒がなくなっているのです。そんなに減ってるのかと思い返してみると、実家が宿をやっている同級生は一人も継いでいません。

となると10年後には?さらに半分?いや、それでは済まないでしょう。個人経営の昔ながら宿はほとんど消え、味気ないホテルチェーンが蔓延してるかもしれません。そんな未来を想像し、やるなら今か!と思い立ち、それに呼応するように現れた物件を手に入れてオープンにこぎつけました。

とはいえ本音は、西伊豆日帰りもったいないよー!というシンプルな想いです。

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家から西伊豆に向かう道中、とっても《楽しみ》ですよね?

そんな気持ちに後押しされて朝5時の出発もなんのその!9時には西伊豆に到着し、準備中は期待と不安でいっぱい。待ちに待ったライドも好調、お昼に魚を食べてまだまだライドは続きます。目の前の人がずっこけて大笑いしたり、今度は自分がこけて笑われたり。泥だらけになったけど楽しかったーと思う頃にはもう夕方。ここで急に現実が忍び寄ってきます。

なんてブルーな気持ちで1日を終わらせてほしくありません!西伊豆の夜もひっくるめて丸1日、贅沢に時間を過ごして欲しいのです!

帰りの運転を心配して温泉を諦めないで欲しい。眠たくなったらそのまま寝てもいい。疲れた体に鞭打って、反省会と称して呑んだくれ、あのバームが〜あそこの根っこが〜ってあーでもないこーでもないってだべってほしい。

そして翌日。朝早くに帰路についてもいいしお昼頃までのんびりしてもいい(チェックアウト時間は遅めの11時なんです♫)2DAYSツアーでトレイル全制覇を目指すのもいい。山から離れ海へ釣りやカヤック、ダイビングへ!なんてのもありですね。

とにかく遠路はるばる陸の孤島にお越しいただいた以上、しっかりたっぷりがっつり遊んで言って欲しいのです!西伊豆日帰りもったいないんです!

‥と、ちょっと暑苦しくなってしまったのでクールダウンがてらロッジモンドのご紹介をさせていただきます。

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LODGE MONDO-聞土-

場所は集合場所である松崎町のお隣、車で5分、自転車で10分ちょっとの西伊豆町にあります。

部屋は相部屋個室の2種類、食事の提供のない素泊まりタイプです。

相部屋(ドミトリー)は2段ベッドが2つの合計4名様が泊まれる部屋が2つ、一泊4,000円〜です。お一人様でも利用できますし、1部屋貸切にすれば仲間内で個室感覚で利用できてちょっとお得になるかも?

ドミトリー宿泊の場合、お風呂とトイレは共有となります(お風呂は源泉掛け流しの温泉をひいています!)また徒歩圏内に町営の日帰り温泉もあるので、混雑時やゆっくり入りたい方でも安心です。

続いて個室。2〜3名様でご利用できる洋間が4部屋、3〜5名様でご利用できる和室が1部屋の合計5部屋を用意しています。各部屋はインサイドバスルームとなっているので、さっとシャワーを浴びたい時にも便利です。こちらは2名以上でお一人様6,500円〜、お一人の場合はアップチャージをいただいて7,500円でご利用いただけます。

当たり障りなく小綺麗で清潔感があり、充分快適にお休みいただける部屋です。が!裏を返せば面白みのないありきたりな部屋。自分たりの色をもっと出していくべくリノベーションをスタートしました。まずは木を伐るところから!笑

その様子がこちら↓

そして完成した部屋がこちら!

木のタイルをアクセントにあしらった『モノリス』↑

イエローサブマリンと最後まで悩んだ『アンバー』↑ちなみに意味は琥珀。

ノーモア合板巾木をテーマに既製品をなるべく取り除いて伊豆の木材に置き換えてます。どれも力強く個性的な部屋ばかり!(個性強すぎ、力強すぎ感はありますがそこも楽しんでいただきたい!笑)このブログを書いている時点は3部屋目に取り掛かっているところです。最大級のインパクトを誇る赤い部屋。↓乞うご期待!

そして宴会会場、もとい皆様の憩いの場ダイニングスペース。ここの壁材もすべて伊豆産の広葉樹。古道再生と合わせて行なっている森林整備の過程で出た材を使っています。

こちらのダイニングでのお食事もできますが、せっかくなら地元の食事処へ!ロッジモンドから徒歩圏内にいくつかオススメのお店があります。詳しくはこちらの『グルメ記事』をご覧ください。

 

また宿としてだけではなく、『ヤイヤイ通信』と銘を打ち地元情報発信メディアとしても活動中です!7名のスタッフ兼ライターがそれぞれの視点から伊豆の情報を発信していますので是非のぞいてみてください!

 

以上がロッジモンドの紹介となります。まだまだ伝えきれない小話がてんこ盛りですので、そんな話も聞きに来てくれたら嬉しいな〜。ツアー参加の時だけでなく、伊豆旅行、お近くにいらした際にはお気軽にお立ち寄りください!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!今後ともよしなに!

 

LODGE MONDO-聞土-

〒410-3514  静岡県賀茂郡西伊豆町仁科1081-1

ご予約はこちらから。

お問い合わせは tel:0558-36-3663 mail:info@lodge-mondo.com まで。

 

UPDATE : 2019.02.20 matsumoto Category. : 未分類

道産子ユーマの1ヶ月MTB life in松崎

こんにちは、ユーマです。

この度1ヶ月間Yamabushi trail tourさんで武者修行をさせて頂き、その感想を書かせて頂けることになりました。

まずは、僕がYamabushi trail tourさんで1ヶ月修行することになった経緯から。 3月で高校を卒業した僕は、次の進学までの1ヶ月少々で、雪のないところでMTBに乗りたいと計画していました。そして、そのことをバイト中のSAM’S BIKEさんで色々な方に話していたところ、舛森さんからYamabushi trail tourさんの存在を教えて頂きました。そこで僕は、現地に泊まり込んで、1ヶ月間で、伊豆の山を走り尽くそうと計画を立て始めました。そのことを舛森さんに話すと、なんとYamabushi trail tourの松本さんに連絡をして下さり、1ヶ月間バイトをさせて頂けることになったのです! まさに、怖いくらいに夢が叶ったのです。

そして高校の卒業式を終え、3月3日から、伊豆の松崎町にて1ヶ月mtb life in松崎が始まりました。 バイトの内容は、平日は主に侵食されて狭くなってしまった古道の拡張や、トレイルの枝葉や石を取り除く作業を。週末はツアーに混ぜて頂きMTBを楽しめる。というものでした。 しかし、伊豆の3月は1年で1番雨の多い時期だったようで、天候に左右される仕事故、特に月の前半はあまり作業を出来ませんでした。それでも、わずかな時間を見つけては、トレイル整備のノウハウをYamabushi trail tourの平馬さん、今井さんに教えて頂き、少しずつできることが増えていきました。なかでも、くわ(ツルハシのようなもので、先端が刃になったもの)でトレイル上の木の根を掘って切る「抜根」が1番大変で、やりがいのある作業でした。それから、鋤簾(大きめの桑)でボコボコした地面を平にしていく作業があり、古道を再生してトレイルにし、維持していくことのやり方を学ぶと同時に、大変さもよくわかりました。

色々なことを学びながら、朝から夕方まで作業し、宿坊のお寺に帰っては初めての自炊に奮闘するという毎日でした。 そんな中、友達ができました。地元松崎の同い年で、同じくYamabushi trail tourさんでバイトをしていて、なんと将来の仕事も同じという船津くんです。(ちなみに僕は船岡ですw) 同世代で、マウンテンバイクを乗っている人がいる。それだけで北海道ではなかなか無いことで、仕事が終わったあとも2人でRIDEしたり、共通の話題で盛り上がったり、とても良い思い出になりました。

長いと思っていた1ヶ月も半分が過ぎ、だいぶ新生活にも慣れた頃、沼津でクラウドファンディングについてお話を聞ける機会がありました。せっかくなので参加させてもらうことに。そこでも色々な方にお会いし、インザパークのパンプトラックや、修善寺のMTBコースのお話など、これから自転車観光が、ビジネスとして成り立っていくことが現実的であるという、今の北海道に持ち帰りたいお話をたくさん聞くことができました。 少し都会に行き未来の話を聞いたような気持ちで、松崎に戻ると、気が付けばもう残りはあとわずか。 しかし、幸運なことに月の後半は晴れの日が続き、トレイル整備やツアーでほぼ毎日動き続けられる日々が続きました。 その中で、30日のYamabushi trail tourの送別RIDEとお花見が特に最幸の思い出です。

その後、以前からSNSで交流があった方から小田原のMTBイベントに誘って頂けました。31日は特に仕事がなかったこともあり、予定を1日早めて北上することに。そこでも、松崎から三島まで、ツアー時にドライバーを務める齋藤さんに送って頂けて、97駅バスに乗ることを回避できました。

小田原では、浦島さん設計のコース「Forest bike」のプレオープンイベントで、素晴らしいコースを走れたことはもちろん、初心者の方や小さな子達がインストラクターの方に乗り方などを教えてもらいながら、楽しそうに走る姿を見ることもできました。 その日の夜は沼津で、画家の北見さんのビルに泊めさせて頂き、明くる4月1日、松本さんに横浜まで送って頂き、まだ少し雪の残る北国へ帰国の途に就き、素晴らしい1ヶ月が終わりました。

今回の修行で得たもの。 それは、知識として得たもの。経験として得たもの。人と関わり生まれた一生モノの繋がり。何もかも、何ものにも変え難い、貴重なモノとなりました。 最後に、今回の修行のきっかけを作って頂いた舛森さん、Yamabushi trail tourに受け入れて下さった松本さん、そして、準備や現地での生活を支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。 今回の修行で得たものを、北海道のMTBシーンのNEXT STAGEにつなげられるようにしたいです。 先ずは、今季のban.K トレイルステーションのお手伝いとして頑張っていこうと思います。

貴重なお時間を割き、最後までご高覧いただきまして有難うございました。

UPDATE : 2018.04.06 matsumoto Category. : 未分類

BE-PAL4月号 「地方創生時代の歩き方 ルーラルで行こう!」掲載

現在、書店で販売されているBE-PAL4月号
「地方創生時代の歩き方 ルーラルで行こう!」
にご紹介いただきました。

テーマは”古道×アウトドア”

海外をバックパックやオートバイで旅していた頃の話から、西伊豆に移り住み使われなくなった古道を見つけマウンテンバイクツアーへ繋げていく経緯まで。
そして、スウェーデントーチQue-bicoシリーズの展開などかなり深く掘り下げて記事にしていただけました。

その他にアパラチアン・トレイルの小話など、この4ページだけでも購入する価値ありです!
皆さん書店へGO!!

UPDATE : 2018.03.21 matsumoto Category. : メディア掲載

“GO OUT JAMBOREE 2018” にブース出展致します。

4月13日~15日に静岡県富士宮のふもっとぱらで開催される

“GO OUT JAMBOREE 2018” にブース出展致します。

会場では伊豆の間伐材でつくるスウェーデントーチ作り体験をフォレスターズスクエアで行いますので、会場でチェーンソーの爆音が聞こえたらお立ち寄りください!

ブースの目印はタイニーハウス。
西伊豆からCARAVAN組んで会場入りします。
もちろん伊豆の美味しいものを封じ込めたQUE-BICOシリーズも現地で販売しますよ!

いろんなブースやアーティストのライブパフォーマンスもあるので凄く楽しくなりそうです!!

 

エントリーや詳細はこちらから


http://www.gooutcamp.jp/goj2018/index.html

 

 

UPDATE : 2018.03.21 matsumoto Category. : BASE TRES, お知らせ

“旅に暮らし、暮らしに旅する雑誌 Coyote” にTRAIL TRIP IN CAUCASUSを掲載いただきました。

スイッチ・パブリッシングが刊行する
“旅に暮らし、暮らしに旅する雑誌 Coyote”
に僕たちの旅、”TRAIL TRIP IN CAUCASUS”の記事を掲載していただきました。
8ページにわたる大きな特集となります。

FIVE TENとのタイアップでガイドテニーのプレゼントも!写真家の森山大道、アラーキーこと荒木経惟など、そうそうたる特集記事の中に、コーカサスのバイクパッキング旅を掲載していただき本当に光栄です。

ぜひ手に入れてお読みいただけるとうれしいです。

UPDATE : 2018.03.21 matsumoto Category. : CAUCASUS-コーカサス, TRAIL TRIP, メディア掲載

ロードトリップ in コーカサス / Days of Wine and Roses

ブログでは久しぶりになります。松本です。

時間が空いてしまいましたが昨年の秋に出掛けてきた

ジョージア/コーカサスの旅の続きを書いていこうと思います。

 

今回の旅の一番の目的はコーカサスの最深部にあるトレイルを旅する事でした。

TRAIL TRIP IN CAUCASUSのブログ

はスタッフ平馬がいくつか書いているのでぜひそちらも読んでみてください。

 

TRAIL TRIPの続きがどうなったかというと、

最終目的地のオマロの村にたどりついたところまで良かったのですが、

ここで再び大雪に見舞われ峠は1m近い積雪。

この村に数日間閉じ込められることになってしまいました。

余裕をみて行程を組んでいましたが、

一足先に帰って仕事に復帰するはずだった平馬はこの雪のため帰国便を逃すことに。

まぁ、辺境を旅するにはこれくらいの事があって当然。

日がな一日、薪ストーブにあたりながら近所のおばちゃんたちと、

あまりよく判らないロシア語で話しをしながら

ローカルワインを飲む日々もとても良いものでした。

1週間のトレイル旅を終え首都のトビリシへ戻り、

宿に荷物を放り込むとオールドトビリシへ。

ちょっと良いレストランで旅を無事に終えた祝杯を挙げなければなりません。

Organique Josper Bar

炭火で様々な肉焼き上げてくれる素敵なBARです。

もちろん、ワインの取り揃えも素晴らしく何度も通ってしまいました。

Google評価4.5だけあり、接客も料理も最高です。

トビリシへ行かれる際はぜひ行ってみてください。

 

本当にジョージアに来てからすべての食事が濃厚で力強く、

それはもう驚きの連続なのです。

いつも海外に行って日本に帰ってくると、

「やっぱ日本食が一番!」

となるところですが、今回は日本の肉や野菜って全然うまくないと感じてしまいました。

これはちょっとカルチャーショックです。

コーカサスの山に入ると判るのですがほとんどが広葉樹の森なんですね。

落葉してたっぷりと養分を含んだ山から流れ出る川の水が、

家畜や野菜を濃厚に育ててくれるのでしょう。

日本の果物は糖度を上げるのを追及して品種改良を繰り返しているので、

確かに甘いけど、味の持つ力は弱いと感じてしまいます。

 

コーカサスの冷たい風に引き締められて育った葡萄はまず甘さが来て、

その次に渋み。

そしてほんのりとえぐみが感じられると思ったら最後に再び甘さが来る。

味が立体感を持ってやってくるのですよね。

こんな葡萄で造られたワインは美味しいに決まっていて、

その歴史は8000年と言われています。

凄い国なんです。ジョージア。

 

さて、ここでトビリシの夜遊びについて少し。

石油などの資源が無い国が良くやる常套句で、

この国にも外貨獲得のためにカジノが数軒あるのです。

訪れた国にカジノがあればいつも少しだけ遊びに行くことにしています。

いつも、ルーレット一択。

ミニマムベット(最低賭金)1ドルのテーブルと5ドルがあり、

スタッフ平馬は1ドルテーブル。自分は5ドルテーブルへ。

 

隣に席にはアラブのおじさん。

向かいに座っていたのはイスラエル人のカップル。

どちらも熱くなっており特にアラブのおじさんは

10分もしないうちに3000ドルくらい突っ込み、

手持ちのチップが無くなると100ドル札を数十枚投げ出し両替を繰りかえす有様。

イスラエル人たちもかなり消耗しているようで、

泣きそうな顔をしながらゲームを続けていたけど

しばらくしてテーブルを離れていきました。

 

ほどなくして黒の26に400ドルを毎回賭け続けていたアラブのおじさんがヒット。

400ドル×36倍の14,400ドル。

どよめくフロア。歓喜するアラブおじさん。

こんな人間模様を久しぶりのウィスキーを呑みながら穏やかに楽しむのが乙なのです。

 

自分の方も小さく賭けていってささやかな勝利を。

カジノディーラーとコーカサスの山々に感謝!

平馬はどうなったかって?

聞かないでやってくださいww

 

翌日、一足先に帰国する平馬を送り出し、

カジノで旅の資金が潤沢になったのでレンタカーを借りることにしてロードトリップへ。

スタッフ平馬は無事に帰国したようですがまだまだ旅は続きます。 平馬の帰国前夜に、スーパーマーケットと思い立ち寄ったところがカジノでありました。 首都トビリシには数件のカジノがあってかなりの賑わいをみせているようです。 そこで軽く勝たせて頂いたのでレンタカーを借りて”ROAD TRIP IN CAUCASUS”へ予定変更。 まずは東部にあるワイナリーを目指し、コーカサスの里山を堪能してこようと思います。 #yamabushitrailtour #ROADTRIP #TRAILTRIP #コーカサス  #トビリシ

Yamabushi Trail Tourさん(@yamabushitrailtour)がシェアした投稿 –

まずはジョージアの東、シグナギの町を目指します。

この辺りの土地がワイン発祥の地と呼ばれていて、

伝統的な製法で造られているワイナリーに立ち寄りました。

ジョージアの伝統的なワイン造りの製法は樽でワインを寝かすのではなく、

素焼きの壺に入れ地中に埋めて発酵させるやりかたで、

ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

 

色々な種類のワインを飲み比べさせてくれましたが、

いわゆる日本の試飲レベルではなく、普通にたくさん飲まされますw

「器によって味が変わるのも知らないといけない!」

と熱弁され、素焼きのグラスとガラス製のワイングラス、

2杯ずつ飲まなくてはならないのでこちらも本腰いれて挑んだ結果、

すっかりと酔ってしまいました。

けれど本当に素焼きの器で飲むと、味がまったく変わりますね。

ワインによって、気分によって器を変えて楽しむのも良いものでした。

 

 

こじんまりとしたマーケットと歩いて30分も歩けば周れてしまう小さな町ですが、

ジョージアの田舎町といったところです。

このマーケットで食べたプラムも、

「日本で食べているプラムはいったいなんなのだ!」

と思わず憤慨してしまうほど程に美味。

 

 

 

 

翌日、今度は一気にジョージアの西にある黒海を目指して。

西伊豆もそうだけれど、なんで西ってMellowな雰囲気になるのだろう。

 

 

 

子どもの頃からなんとなくあこがれていた黒海。

着いてみると冷たい雨が降り、老いた老婦人と犬しかいなかった。

夏のシーズンは観光客で賑わうそうですが。

 

更に足を延ばして西コーカサスの奥地、

ヨーロッパで最も標高の高い場所にある常在村。ウシュグリ村へ。

クルマでもアクセス出来てしまうために観光地化されていて、

なんだか早くもトゥシェティのトレイル旅が懐かしくなってしまいました。

長々と時間がかかってしまいましたがこれにて旅レポートを終えようと思います。

 

最後に、このTRAIL TRIP IN CAUCASUSですが

スイッチ・パブリッシング社から3月20日に発売される

日本で最も素晴らしいトラベルカルチャーマガジン

「旅に暮らし、暮らしに旅する」雑誌、COYOTEに掲載されます。

そちらではこの旅で撮影した最も良い写真と共に、

旅の核心に触れる文章を書かせていただきました。

ぜひ手に入れてご覧いただけるとうれしいです。

 

さて、次はどこのトレイルへ出掛けて行こうかな。

次回のTRAIL TRIPも楽しみにお待ちください。

UPDATE : 2018.03.13 matsumoto Category. : CAUCASUS-コーカサス, TRAIL TRIP

【QUE-BICO くゑびこ】ブランド立ち上げのお知らせ

 

2013年より、自ら再生した古道をマウンテンバイクで案内するツアーを開催して参りましたYAMABUSHI TRAIL TOURは、
2017年4月より株式会社BASE TRESとなりました。
それにともない、
海がメインであった西伊豆に新たな山の観光を創出するという
これまでの歩みから、
また違ったアプローチで西伊豆の味わい方の提案や、楽しみ方を発信するものとして、
西伊豆の「美味しいお土産もの」の販売をはじめることに致しました。

流通にのせられる商品とする為、
製造からパッケージデザインまで、
たくさんの方々に多大なるご支援とご協力を賜ります中、
ここまで辿り着く事が出来ました事、心より感謝申し上げます。

この土地が好きで、この土地に暮らす私たちだからこそ、
お伝えできるこの土地の魅力と可能性を、
私たちらしい表し方で、小さな小瓶に詰め込みました。

そのはじまりのご報告に、ささやかなお披露目試食会を開催致します。
下記の日程、開催時間内は出入り自由となっております、
是非、ご都合の許すタイミングで、お立ち寄り頂けましたら嬉しく存じます。

ただ今、販売に向けweb shopの開設も準備中で、ふるさと納税への登録も予定しております。

1人でも多くの人々に、
私たちが暮らす、この土地の魅力をお伝えしていけたらと、
願っております。

UPDATE : 2018.02.09 matsumoto Category. : お知らせ

TRAIL TRIP IN CAUCASUS〜旅の終わり?〜

おはようございます。平馬です。

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清々しい朝を迎えました。

前日の峠越えの疲れはほとんど無く、むしろこれからの緩やかな下りトレイル、そして首都トビリシに戻りワインとステーキとチーズを食すことへのワクワクで満ちておりました。

テントやバイクに霜が降りていたり、ペットボトルの飲み口が凍ったりしていましたが元気一杯でした。

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BOSSは着替えを入れていた『RawLow Mountain Works』よりサポートいただいた『Bike’n Hike Bag』をバッグオンバッグスタイルに切り替え意気揚々と走り出しました。

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出だしは岩の多い川沿いの道からでした。

爽快感溢れるライドを期待していましたが、ウォーミングアップなしに走り出し怪我をしては元も子もありません。もはや体に染み付いた『押し』のスタイルでご機嫌なトレイルを目指します。

この時、川沿いに降りるということが何を意味するのか、僕にはまだ分かりませんでした。

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羊の毛がり後を横目に、依然バイクにまたがることなく時間は流れました。体も温まり、準備万端いつでも走れるぜ!という状態がしばらく続きました。

谷の底にいた僕らの前に現れたのは、山肌を這い上がるように貫くトレイルでした。

なるほど、さすがヨーロッパ最後の秘境と言われるだけあり一筋縄ではいきません。

「ジョージアめっちゃ焦らすやん」と思いながらバイクを押し上げます。

息を切らしながら登りきり「さぁジョージア、そろそろいいだろ?」と顔を上げればそこには念願の下りトレイルがありました。

Fine

がしかし、急すぎ狭すぎでとてもバイクに乗って降りられず、再び「ジョージアめっちゃ焦らすやん」と先ほどより強めに思いながら一歩一歩慎重に下りました。

D.S.

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何度目かの谷を越え、山々の雄大さに少し嫌気がさしてきた頃、閉鎖されたキャンプサイトが見えました。シーズンを終え、冬眠にでも入るかのようにひっそりとした建物には、デカデカと『BATH』の文字が。そういえばもう三日間風呂に入ってません。

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その後は、わずか15cmほどの激狭トレイルを歩き、

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なんでここが正規のルートやねんという、踏み外せば川にドボンな岩の上を歩きました。

気持ちのいい、爽快感溢れるトレイルとは何だったのか。しかしこれはこれで楽しかったのです。

それでも体力は確実に消耗していき、買いすぎかな?と思われた行動食は底を尽きかけていました。

そんな時、キムラ氏が持たせてくれた『Trail Butter』が僕らにPOWERを与えてくれました。

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その後、次第に人の気配が増し道も広くなだらかになってきました。そして目の前に広がる緩やかな草原、もうどこでも走り放題!そうそうこれこれ、よっ!待ってましたと走り出し、ずいぶん久しぶりに全身に風を感じました。

 

ゴォーーーという風切音に紛れて犬の鳴き声が聞こえました。一匹ではなく数匹いるようでした。

遠くから三頭の牧羊犬の姿を確認し、BOSS以外の生き物に遭遇するのもしばらくだった僕はちょっと嬉しくなりました。

しかし、彼らは僕らを敵とみなしたようで歯茎までむき出しにして低いうなり声をあげて向かって来ました。

走る緊張。BOSSが口を開きます。「奴らは車輪の音に反応する、降りよう」そしておもむろに拳大の石を拾いあげました。かつて彼から聞いた南米での体験談を思い出し、僕も慌てて石を探しました。手にしたのは、何を思ったか薄く小さな石。「手裏剣かよ」と自分にツッコミつつ三頭の中を進みました。

すると一頭がBOSSに向かってきました。彼が手にした石を地面に叩きつけると、ボコッという音とともに犬は逃げていきました。

なるほどね、向かってきたらあぁすればいいのか、と思った矢先僕の元にも一頭の牧羊犬が向かってきました。

BOSSに習い石を投げる僕、しかしそれは手裏剣サイズ! ペッ‥と情けない音を立てて転がる小石をもろともせずにじり寄ってくる犬。「大丈夫、敵じゃないよ」と語りかけましたがそもそも英語も通じないこの国で日本語なんて、、いや!大事なのは気持ちよ気持ち!と懸命に語りかけながら進み続けると、彼はスーッと離れていきました。

マジか、やっぱ気持ちって通じるんだと感動しながら振り返るとそこには怪我を負った羊が一頭。

彼らは羊を守っていたようで、離れていったのは守備範囲から敵が離脱したといういたって事務的な理由だったようでした。

自分の中にナウシカ的な才能を感じましたが気のせいでした。

 

危機を脱した僕らは、走って押して休んで押してを繰り返し、ヘドロに足首までつかったりながらもGirevi(ギレビ)という村に到着しました。

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時刻は4時を回り、重い雲はパラパラと雨を降らせ始めました。

どうやら今日はここで一泊することになりそうです。

 

オフシーズンで不気味なほど人気のない村に入り、かろうじて空いていた宿に飛び込むと一気に雨足が強まりました。

屋根、壁、そしてなによりビールがある幸せを噛み締めながら降りしきる雨を見つめていました。

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まだ小さいハスキー犬のお出迎えにご満悦のBOSS。

この宿のお値段は一泊二食で50ラリ。この立地でオフシーズンであることを考えるとかなり安く感じました。

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つい2日前まで新品同様だったバイクもこの通り。

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そして何とWi-Fiが使用可能でした。宇宙(そら)からダイレクトに受信するタイプでしたが回線速度は良好、久しぶりに聞くメールの着信音、予約メール。よく見れば帰国直後の日付で慌てて返信するも厚い雲に遮られ日本には届きませんでした。

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2本目のビールを飲み終え夕食をとるとあたりはすっかり暗く、雨足はさっきより幾分弱くなったようでした。

停電により薄暗くなった室内で眠気が加速した僕は一足先に休むことに。ふかふかのベッドはやはり幸せです。

おやすみなさい。

 

おはようございます。

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雨は夜更け過ぎに雪へと変わったのでしょう。

まさかの一面雪景色です。やっとの思いで越えて来た峠より積もってます。ということはあと1日ズレていれば、目標の峠を目の前におめおめと引き返すことになっていたでしょう。

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ひとまず朝食をとり、

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ハスキーと戯れ、

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お茶をいただいて決めました。

 

『以上を持ってTRAIL TRIPを終了とします、お疲れ様でした!』

 

雪の中、ひたすらダブルトラックを進むよりも早めに首都に戻り他に行きたかった場所に行く方が賢明という判断でした。

幸い村のおっちゃんが終点の村Omalo(オマロ)まで連れていってくれるとのこと。それならばと、トビリシに戻ってから行く予定だったワイナリーに連れていってくれないかと尋ねるもあまり通じず、自家製ワインが出て来ました。やはり英語は無理か、と白ワインを飲みながら再度チャレンジ、今度は赤ワインが出て来ました。最高だなこの宿。

時刻は9時前、両手にワインを持ちロゼ状態のままゆったりと過ごしました。

 

唐突におっちゃんから声がかかり、荷物をまとめて出発です。

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日本が誇るTOYOTAの、おっちゃんが愛したランクルに乗り込み村を後にします。

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ありがとうGirevi、さようならGirevi。

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おっちゃんはその大きな手でハンドルを握り、ランクルは力強く山道を進みます。

川を渡り峠を一つ越え、送ってもらえて良かったなと思いながら流れる景色を見ていました。

 

車に揺られること二時間弱、終点の村オマロに到着しました。

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トレッキングの起点となるだけあり数多くのゲストハウスが並ぶこの村も、閑散としていてすっかりオフシーズン。

おっちゃんに案内され向かった二階建てのゲストハウス、宿泊客は僕らだけでした。

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左は宿の女将のエト。春から夏にかけてはこの宿を営み、冬が来るとトビリシの土産物屋で働くと言っていました。

ここには豊富な品揃えを誇る売店もあり、お菓子や日用品、土産物も充実しておりました。

彼女は英語も通じ、あれこれと商品を説明してくれました。

自家製だという赤ワインを買い、サービスでくれたパルメザンチーズをかじりながら再び乾杯。

今日は時間も遅くトビリシ行きのタクシーは出ていないそうなのでここで一泊することに。

 

お客がいなければ彼女も暇なのでしょう。娘だ、と言って写真を見せてくれました。

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名前はインガ、めっちゃ美人。インスタだしいいね!たくさんついてるしエトもいいね!してるしで色々言いたいことがありましたがそれはさておき美人。

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そしてエト。確かにそっくり。そしてこう見えて46歳!!トビリシに帰ったら美容院とエステとネイルに行くんだと笑顔で話していました。

話は盛り上がり再びインガの話に。聞けば歌を歌っているらしく、是非!と聞かせてもらいました。

これがまたいい歌でBOSSは一耳惚れ。エトからインガに電話してもらい「ぜひ僕らのムービーにこの歌を使わせてくれ」と頼みました。

二つ返事でOKをもらってこの旅の主題歌をゲットしました。その歌を使ったムビーがこちら。

素敵な出会いもあり、夜には2本目のワインを買い足し豪華な夕食。水餃子のような小籠包のような名物『ヒンカリ』も食べ、これまた名物の透明な蒸留酒『チャチャ』を煽り、3本目の赤ワインとエトオススメの白ワインをいただき、締めはマウンテンフラワーのお茶を飲みました。

TRAIL TRIP IN CAUCASUSを締めくくる最高の夜でした!お休みなさい。

 

おはようございます。

一夜明けトビリシに向け出発の朝です。

 

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ん?昨日より雪増えてない?

 

‥続く?

UPDATE : 2017.12.06 matsumoto Category. : CAUCASUS-コーカサス, TRAIL TRIP, サポートメーカー

TRAIL TRIP IN CAUCASUS〜峠越え〜

おはようございます、平馬です。

 

夜明けとともに早速出発です。前日のハードな押し上げによって体だが悲鳴をあげている!!と思いきやすこぶる快調です。

高山病の気配もなく、スムーズにテント周りを片付け、自転車を右に携え歩き出しました。

登り

今日は『キャンプ地』から『Atsunta Pass』を目指します。一日目の行程に比べ、距離だけ見れば半分以下、体も軽くなんだかあっさりクリアできてしまいそうな気がしました。

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キャンプ地から先は木々がなくなり草原が続きます。

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この時の食事はアルファ米と行動食のみ。一日分足しても1000〜1500kcalほどなのに対して消費カロリーはざっと3000〜4000kcal。

西伊豆で蓄えた備蓄分がゴリゴリ消費され顔がみるみる尖っていきました。

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水の確保にはmont-bellの『UL.ウォーターピュリファイヤーボトル』を使用しました。

前回のラダック遠征で最後の最後にしくじり、帰国後二人揃って点滴を打つハメになったので水の管理は慎重です。

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なるべく荷物を軽くするため、必要最低限をペットボトルに移して持っていきました。

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大きすぎる山々に圧倒されながら歩を進めます。

この辺りから頭上の雲が厚みを増し、重くのしかかってきました。雨でも降りそうです。

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それでも道の傾斜はなだらかで、時にはバイクに跨りながら順調に進みました。

しかしながら目指す峠は遠く雲の中。雨は避けられぬと感じると同時に、ズボンの下にはくタイツを忘れたことを思い出しました。

 

アルファ米で昼食をとり一歩一歩ですが確実に標高が上がっていきます。

相変わらず目的の峠は雲に隠れたまま。あと何歩進めば、あと何メートル標高が上がれば目的地なのか、分からないまま時は流れました。

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進んでいくにつれ、尾根の上にあった道は山の斜面へ、足元の草は青々とした色に変わっていました。

同時に道幅も狭くなり、人とバイクが並ぶのが精一杯でした。

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そして案の定降り出した雨。僕はここぞとばかりにポンチョを取り出しました。

どうゆうつもりなのか、ニットキャップonフードonヘルメットonポンチョという全くもって意味不明なレイヤーに虚ろな目。当時の僕は一体何を考えていたのでしょう。

一緒にいたBOSSからは「こいつGORE-TEXをなんだと思ってるんだろう」と思ったと後日談をいただきました。

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その後はゆるゆると下りだし、せっかく登ったのになんで下るんよ!と心が曇りかけた時、反比例して空が明るくなり始めました。

灰色の雲からは真っ白な雪が顔を出し、いよいよゴールが見えてきました。

 

ゴールがどこかお分かりでしょうか?わかんないですよね?

ここです。

あつんた

まるで魔王の城に挑むがごとき緊張感。挑んだことないけど。

しかしながら、ゴールが目視できただけでも気持ちに少し余裕が出てきました。

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近づいて見てようやくわかる山の大きさにビビりましたが確実に距離は縮まっていきます。

のブリラスト

現在地はマップ上でいうとこの辺り。前回同様西伊豆にいた時から分かっていた急斜面が現れます。

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もうこんなんですよ。さらに標高は3000mオーヴァー、10歩進んで一休みの繰り返しです。

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途中、BOSSは前輪だけ外してみたり、両方外してバックパックにくくりつけてみたりと様々なスタイルチェンジを試みてましたが、どれもしっくりこないらしく10分後には元の姿に戻ってました。

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ゴールがもういよいよ目と鼻の先に見えてきた頃には、左足で路面の雪を爪先で掘って踏ん張り右足を前へ、同様に掘って踏ん張りバイクをぐいっと前へ、リアブレーキをかけて再び左足で雪掘りの繰り返しでした。

うっかり足を滑らせれば100m以上の滑落必須な緊張した状態に置かれた僕は、頂上に想いを馳せました。

あそこには何があるのだろう?あの二本の柱は一体なんだろう?電線?いや、アンテナ、そうアンテナだ!きっとWi-Fiのアンテナだ!きっと頂上に着いたら『Atsunta pass』ってWi-Fiが飛んでて、接続しようとするもパスワードを要求され、少し悩んで標高か!と閃き『3431』と入力するも「パスワードが違います」うーんと唸って再びひらめく、そうかフィートか!と。『11256』と入力すると「接続完了」の文字が!そしたらこうして、、、

twitter

ま、もちろんWi-Fiなど飛んているわけもなく、そもそもTwitterもやっていないのでできるはずもなく。

妄想の世界へ逃避気味でしたが、足元のタイヤのちぐはぐな雪化粧を見て現実に戻りました。

西伊豆ではまずありえない状態に非日常感を取り戻し、俄然やる気が湧いてきました。

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進んできた道を振り返りラストスパートです。

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一休みを要する歩数は10歩から2歩に減り、強風が吹き始めました。

ゴールまでの距離も高さも両手の指で数えられるほどに。

そして、ついに!

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ゴーーール!   って言っても本当に何もありませんでした。

それもそのはず。この峠は、僕らが勝手に目標にしていただけで実際は単なる地形の一部。地球規模で見れば表面のちょっとした凸凹に過ぎません。

大きすぎる自然の中にいる小さな自分を思い知らされると同時に『一は全、全は一』という言葉を用いれば、自分の中にもこんなにも巨大な世界が内包されているのか、、なんてことを考えてました。

とはいえここまで登ってきた達成感はひとしおで、成し遂げた!という気持ちの高ぶりを今でも覚えています。

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頂上には、トレッキングマークのついたポールに枝を縛り付けた十字架がありました。

木が生えているのは1000m以上下のエリア、そこから誰かが持ってきたのでしょう。久しぶりに人の気配を感じました。

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さぁここからは下りです!ずっと押してばかりで跨ることのなかったバイクに2日ぶりにペダルをつけます。

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峠付近のトレイル。幅は狭く慣れない雪の上で少々不安でしたが初めてのトレイルはやはり楽しかったです。

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テンションも上がります。

 

トラバースやつづら折れ、タイトなスイッチバックを走り抜け、気づけば雪も消え懐かしい草原が広がります。

この日のキャンプ地は赤い丸のあたり。

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すぐ近くに見えますが、この位置から下りで一時間以上、峠からは一時間半以上かかりました。

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今回の旅で僕らの足元を支えてくれたのは『株式会社キャラバン』様よりサポートいただいた、5.10『GUIDE TENNIE』です。

歩く、漕ぐ、下るをバランスよくカバーできるシューズです。たった2日ですが、峠を越えてかなりいい味が出てます。

 

時刻はすでに4時過ぎ。テントを張り夕食を済ませる頃にはあたりは暗くなり始めました。

明日からはゆるーくながーく下っていけるという喜びを感じながら目を閉じると、次の瞬間朝になっていました。

おはようございます。

つづく

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回はきっと楽しいトレイルライドレポートとなることでしょう。

それでは。

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UPDATE : 2017.11.22 matsumoto Category. : CAUCASUS-コーカサス, TRAIL TRIP, サポートメーカー
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